Shopifyでブログ(オウンドメディア)を書くべき理由
Shopifyには「ディスカウント」と「ブログ」が標準装備されています。
これは適当に用意されたものではありません。世界中の何百万ものストアを運営してきたShopifyが、EC運営に必要な機能として立証した手法です。
- ディスカウント → CVR(転換率)を上げる
- ブログ → UU(ユニークユーザー)を増やす
売上の公式は「UU × CVR × 客単価」。この2つの機能は、売上を構成する重要な要素に直結しています。
ほとんどのストアはUUゼロから始まる
モールや実店舗、あるいは既に知名度のある商品を扱うストアであれば、開設しただけでアクセスが見込めます。
しかし、そんなストアは一握りです。
ほとんどのShopifyストアは、開設した時点でアクセスがゼロ。これが現実です。
ECサイトのアクセス経路は基本的に3つしかありません。
- 広告
- SEO
- SNS
「Shopifyで売れない」と嘆くストアの多くは、ここで躓いています。分かってはいるが、どうすればいいか分からない。抜け出したいのに抜け出せない。
短期戦略:広告
短期的に結果を出すには、広告しかありません。
ただし、ここで重要なのがCVR(転換率)です。
CVRが低いストアが広告を出しても、赤字が膨らむだけです。広告費を回収できず、詰みます。
逆に、CVRが高ければ広告を回すほど売上が上がり、収支がプラスになります。
だからこそ、Shopifyはディスカウント機能を標準装備しています。CVRを上げるための手段として。
CVR改善の具体的なチェックポイントは「Shopifyで多くのストアが売上が上がらない理由」で詳しく解説しています。
中長期戦略:ブログ(オウンドメディア)
広告で売上が回るようになっても、それだけでは危ういです。
広告には必ず競合がいます。あなたが上手くいけば、競合はその戦略をコピーして潰しにきます。ECは競争が激しい世界です。広告頼りのアクセスは、いつ転落してもおかしくありません。
ここでブログの登場です。
ECサイトにおけるブログは「オウンドメディア」と呼ばれます。自社で所有するメディアという意味です。ブログというと個人の日記を連想しがちですが、ECにおいては事業資産です。本記事ではこれ以降「オウンドメディア」と呼びます。
オウンドメディアとECの相性は非常に良いです。記事を書き続けることで、検索からの流入が少しずつ生まれます。さらに、商品ページに関連記事を表示すれば、CVR改善にもつながる可能性があります。ただし、誕生したばかりのストアでは検索が弱く、ほぼアクセスは来ません。
それでも始めないと、ずっとゼロのままです。
1年経っても、2年経っても、広告戦略から抜け出せません。
オウンドメディアの始め方
損益分岐点を超えたら、すぐにオウンドメディアを始めるべきです。
ペース
週に1本。完璧を求めず、まずは公開することを優先しましょう。
1本500文字でも構いません。短くても、公開しないよりはるかに価値があります。
何を書けばいいか
SEOを意識して「狙いたいキーワード」から逆算する運用はおすすめしません。
理由は2つあります。
1つ目は、狙いたいキーワードは競合も狙っているからです。同じ土俵で戦っても、期待した検索順位には届かないことがほとんどです。
2つ目は、筆が止まるからです。「このキーワードで上位を取るには…」と考え始めると、書くハードルが上がります。結果、記事が増えません。オウンドメディアは資産です。資産は量がなければ機能しません。
では、何を書けばいいのか。
答えは「自分のストアや商材に関することを、素直に書く」です。
- 商品の使い方、選び方
- お客様からよく聞かれる質問
- 仕入れや製造のこだわり
- 業界の豆知識
- 運営していて気づいたこと
- 失敗談、改善した話
検索順位を狙って書いた記事より、実体験に基づいた記事のほうが読者に刺さります。そして、そういう記事こそ結果的に検索にも引っかかります。Googleもオリジナリティを評価します。
SEOは「狙う」ものではなく「結果としてついてくる」ものです。
継続のコツ
オウンドメディアは、効果が出るまで時間がかかります。半年、1年は当たり前。2年かかることもあります。
だからこそ、最初から完璧を求めないことが大切です。
- 1本の記事に何日もかけない
- 文章が下手でも気にしない
- アクセスが来なくても落ち込まない
大事なのは「続けること」です。週1本を1年続ければ52本。2年で100本を超えます。
100本の記事があるストアと、0本のストア。どちらが信頼されるかは明白です。
SNSとの連携
記事を公開しても、最初はほぼ見られません。検索にも引っかからず、正直なところ労力に見合わないと感じるはずです。
だからこそ、Xでポストしておきましょう。5分で終わります。
フォロワーが少なくても、数人には確実に見てもらえます。最初は小さいかもしれませんが、書いた労力を無駄にしないためにも習慣にしてください。
SNSも積み上げです。1年、2年と続ければ、オウンドメディアとSNSの両方で効果が出始めます。
ポイントは、記事のリンクを貼るだけで終わらせないこと。記事の要点や、書いた背景を一言添えるだけで反応が変わります。
まとめ
Shopifyに「ディスカウント」と「ブログ」が標準装備されている理由。
それは、世界中のEC運営で立証された成功法則だからです。
- 短期:広告 × CVR(ディスカウント)
- 中長期:ブログ × SNS(オウンドメディア)
TikTokやInstagramで発信する場合でも、オウンドメディアは重要です。動画をブログ記事に埋め込むことで、相乗効果が生まれます。
SEOで検索上位を狙うのではなく、自分のストアに関することを素直に書き続ける。広告だけに頼らず、オウンドメディアで資産を積み上げる。
これがShopifyで成功するための本質です。
- 著者
- ARMERIA編集部
- 監修
- ARMERIA(Shopifyアプリ開発/ECコンサルティング)
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