かんたん帳票印刷.JPをリリース - Shopifyの帳票を無料で発行
かんたん帳票印刷.JPをリリースしました。
Shopifyの注文画面から、日本仕様の帳票をそのまま発行できる完全無料アプリです。
見積書・請求書・納品書・領収書・返金明細書——日本のEC運営に必要な帳票は意外と多く、しかもインボイス制度や印影、御中といった日本特有の体裁が求められます。ところがShopifyの標準機能だけではこれらを満たせず、海外製の帳票アプリもインボイス制度や日本の商慣習には対応していないのが実情です。
かんたん帳票印刷.JPは、この「日本の帳票業務」をまるごと引き受けます。Shopifyの注文管理画面に統合され、ストアはLiquidを一切書かずに、6種類の帳票を発行できます。
発行できる6つの帳票
かんたん帳票印刷.JPで発行できる帳票は以下の6種類です。
- 見積書 — 注文確定前の下書き注文から発行。有効期限も設定できます
- 請求書(PDF) — 紙印刷用のPDF。振込先と支払期日を印字します
- 請求書(メール) — Shopify標準の通知メールを日本仕様の請求書として送信(後述)
- 納品書 — 出荷時に商品へ同梱する帳票
- 領収書 — 支払い済みの注文に対する支払証明書。お客様自身でも発行できます(後述)
- 返金明細書 — 返金が発生した注文に対して発行。適格返還請求書に相当します
注文(Order)と下書き注文(DraftOrder)の両方に対応しているので、確定注文の経理処理から、注文前の見積もり・請求まで一通りカバーできます。
請求書を"日本仕様のまま"メールで送れる
かんたん帳票印刷.JPで特に力を入れたのが、請求書(メール)の機能です。
Shopifyには標準で「請求書を送信」というボタンがあり、これを押すとShopifyがお客様へ請求書メールを送信します。メールに記載される支払いリンクはShopifyのチェックアウト(決済ページ)に繋がっているため、お客様はそのまま支払いまで進めます。
問題は、この標準の請求書メールが日本の請求書の体裁になっておらず、インボイス制度にも対応していないことです。
では「アプリ側で日本仕様のメールを送ればいい」かというと、そう単純ではありません。Shopifyは、この請求書メールの送信をアプリから操作する仕組みを公開していないため、アプリが請求書メールを送ろうとするとアプリ提供元のメール配信基盤から独自に送るしかありません。すると送信元が変わって到達率の管理が必要になったり、Shopify標準の送信ボタンとアプリの送信が二重に存在して運用が混乱したりします。
そこでかんたん帳票印刷.JPは、メールの「送信」には一切手を出さず、「中身」だけを日本仕様にするというアプローチを取りました。
具体的には、Shopifyの通知メール(「注文の請求書」「下書き注文の請求書」)に貼り付けるテンプレートをアプリが生成します。ストアはそれをShopifyの通知設定に一度コピーするだけです。以降は、これまで通りShopify標準の「請求書を送信」ボタンを押せば、日本仕様の請求書メールがお客様に届きます。送信もチェックアウトへの導線もShopify標準のまま変わらないので、二重導線は生まれず、決済も従来通りShopifyのチェックアウトで完結します。
ストアはLiquidを書かない
メールの内容は、件名・冒頭の挨拶・明細・結びの言葉・発行者情報を画面上で編集するだけで整います。Liquidのコードを書く必要は一切ありません。複雑なテンプレート言語の部分は、アプリが裏側で全て生成します。
インボイス制度に対応した本文
生成されるメール本文には、日本の請求書に必要な要素が組み込まれます。税率ごとに区分した取引金額(税込)と内消費税、適格請求書発行事業者の登録番号、軽減税率(8%)対象品の識別表示——これらが本文にそのまま入るため、メールで送る請求書も適格請求書の要件を意識した内容になります。
プレビューがそのまま実際のメールになる
編集画面の右側に表示されるプレビューは、実際に送信されるメールと同じ仕組みで生成されています。PCとスマホの両方の表示を確認でき、「プレビューでは綺麗だったのに実際のメールでは崩れていた」という事故が起きません。
日本の商慣習に対応
請求書(メール)以外の帳票も、日本のEC運営で当たり前に求められる体裁に対応しています。
インボイス制度
適格請求書発行事業者の登録番号を一度設定すれば、各帳票に反映されます。軽減税率(8%)の対象品には識別マークが付き、税率ごとの取引金額と消費税額が区分表示されます。返金明細書は適格返還請求書に相当する内容で発行できます。
印影・宛名・但し書き
角印などの印影を登録すれば帳票に表示できます。宛名は「御中」などの敬称を含めて処理され、領収書では但し書きにも対応します。海外製の帳票アプリでは埋まらない、日本のビジネス文書ならではの細部までカバーしています。
お客様自身で領収書を発行できる
ECストアには「領収書をください」という問い合わせが一定数入ってきます。これを全てストア側が手作業で対応すると、地味に時間を取られます。
かんたん帳票印刷.JPでは、お客様が自分で領収書を発行できる導線を用意しています。ストアが一件ずつ対応する必要がなくなり、CSの負荷を下げられます。
宛名はお客様自身で編集でき、二重発行を防ぐ仕組みも入っているため、「同じ注文の領収書が何枚も発行される」といった事態も起きません。
Liquidを書かない、Shopify標準への統合
かんたん帳票印刷.JPの設計思想は一貫しています。ストアに難しい操作をさせないことです。
帳票のテンプレートは全てアプリが生成するため、ストアがLiquidやHTMLを書く場面はありません。
また、アプリ独自の注文一覧ページをあえて作っていません。帳票の印刷は、いつも使っているShopify標準の注文管理画面からそのまま行えます。新しい画面の使い方を覚える必要がなく、普段の業務動線の中で帳票を発行できます。
初回のセットアップは、ウィザードが必須項目を順番に案内します。発行者情報・振込先・登録番号といった情報は一度入力すれば全ての帳票に反映されるため、同じ内容を何度も入力する必要はありません。
完全無料
かんたん帳票印刷.JPは完全無料で提供します。
領収書や請求書の発行は、ほぼ全てのShopifyストアが必要とする基本業務です。だからこそ、できるだけ多くのストアに使ってもらえるよう、無料で開放することにしました。
まとめ
かんたん帳票印刷.JPは、見積書から返金明細書まで、日本のEC運営に必要な帳票をまとめて発行できるアプリです。
特に請求書(メール)は、Shopify標準の送信動線をそのまま活かしながら、中身だけを日本仕様の請求書へ差し替えるという、これまでにない形を実現しました。インボイス制度・印影・御中といった日本特有の体裁にも対応し、お客様自身での領収書発行でCSの負荷も下げられます。そして、これらすべてが完全無料です。
日本語の帳票で困っているShopifyストアは、ぜひ一度試してみてください。
かんたん帳票印刷.JPについて
詳しくは製品ページをご覧ください。
- 著者
- ARMERIA Editorial Department
- 監修
- ARMERIA (Shopify App Development / E-commerce Consulting)
- 最終更新